行動には理由があるから 20220629(パニックには理由があるから)

サポートひろがりの山田氏メルマガ抜粋



コンサルをしていると、

ほとんどの場合、


「利用者の人の行動」マイ:パニックになって暴れたり傷つけたり暴言を吐くこと

 ↓

「職員が困っている」”タオ君がかわいそう”周囲の家族がかわいそう

 ↓

「この行動をなくせる方法ありますか?」



という思考の形になっていることがありますが、

ここをまず、テコ入れします。



まず、その行動は、

表現であるということです。

※ことばでこまりごとを説明できないので、なんらかのSOSを出してる


なので、「なくす」というのは、

表現をなくしてしまうことになってしまうことなので、

簡単にそこだけなくすものでもないわけです。

※SOSを出してるのを、無くそうという動きをされると更にパニックが加速する
(問題行動からタオ君を引き離そうとして、暴れるマイを放置するなど)



そして、

大体困っていることがあるので、

その表現をしてSOSを出しているということ。



原因を探って、その原因の仮説を立て、※パニックの原因は何だったのか

その仮説に対して支援をすることで、※パニックの行動ではなく、その原因自体を解決する方法を考える

その行動がなくなれば、※パニックがなくなって普通に生活できるようになる

困っていたことがなくなるということ。※マイが何か改善したのではなく、適切な支援が入ったということ



そんな感じ。



なので、

大体の施設さんには、

このブログを紹介しています。



【保存版】原因・支援方法を考えるための30個ワーク

http://teamaoi2003.com/post/3858



行動するときには必ず理由があります。
※パニックには必ず理由があります
※パニックを否定されると大混乱になるが、パニックの原因を探ることが本当の助けになる



彼らが不快なことが起きて、その行動なのであれば、

不快を取り除く。

※メモリのパンクや、情報過多の混乱、ディスレクシアの支援がない、他ルーティンの崩れなど ⇨どれも全てシンプルに解決できることがほとんど

(例)・メモリのパンク⇨一旦頭の中に詰まっていることを横でシェア、聞くだけで解消することが多い
・情報過多⇨優先順位をつけたり情報整理をする、今できることを絞るなど
・ルーティンの崩れ⇨混乱パニックが起こったときに通常の活動が停止したら、通常の活動を確認してルーティンに戻す
・ディスレクシアの支援⇨文字を読まなくてはいけない時などに読み上げ、一緒に読むなど



行動を注意したりしても、意味はないです。

(例)たおくんへの虐待なんじゃないかと言ったり、児童相談所に連れて行ったり、家に無理矢理立ち入って「病院に入れ」と言ったり、警察を呼んだりすること。
SOSを全て否定、奪う行為


行動の理由を探り、

その原因をなくすべく、

支援をしていきましょう!



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支援者支援情報

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支援によって行動障害がなくなった事例集

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支援がうまく行った10の事例を盛り込んだ、

支援のヒント集>>>ここ



***支援力UPのヒント***


【門戸は開いていますか?】


つながりたいなら、門を開けておく。


壁を作り、門にはカギをして、

閉じこもっているだけでは、

チームのみんなとつながれません。

※マイの場合、つながりがわからないときに扉がずっと閉じてしまい本人から連絡がほぼ不可能、連絡があった相手にのみアクセスできる


門を開くのは、

こちらから声をかけることから。


まずは、自分を外に出して「おはよう!」と

声をかけてみましょう!


今日もすてきな支援ができますように。

そして、

今日もすてきな1日になりますように!




たおくんは子供の外見で、
マイは大人の外見で母親だから。
マイのSOSや人権を否定することは、
そのままタオ君を否定すること。





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