支援者の支援のためのメルマガ
支援者の支援
サポートひろがりの山田先生のメルマガ
自閉症支援の、支援者の支援をされてる山田先生のメルマガです。
1日1回送られてくるので、ちょっと多いですが、当事者だけではなく支援者を守る立場として、とても本質的な発信をされています。
わたしは支援について教育、発信する立場ではなく、当事者としてみなさんに助けてもらう立場なので、“こうあってほしい”“こうしてほしい”という経験上の知識があっても、それを伝えることが難しい場面がとても多いです。
この山田先生の発信は、自分がもし当事者ではなく支援者の立場だったら、同じことを伝えるだろうと思う(普段そう思っている)ことです。
関わり方や在り方、知的障害や自閉症支援に関わらず、人としてのあり方あリーダーシップ、子育てなどのヒントになる内容もある思うので、よかったら登録してみてください。
メルマガの中で紹介されている、
マイの支援者や家族が見られるようにしてあります。
リンクから見てください。
(メルマガ例)
Maiさん、こんにちは。サポートひろがりの山田です。
個別新計画を作っているところですが、
気をつけてほしい言葉をいくつか書いておきます。
あくまでも山田の使いたくない言葉です。
「(利用者の人に)〇〇してもらう」
「みんなと仲良くする」
「活動を楽しむ」
「がんばる」
「(職員が)声かけをする」
支援計画の主人公が職員になっていたり、
だれかがいないと成り立たなかったり、
職員の見方によるもので、数値化できなかったり、
ご本人ががんばることを求めたり、
支援をやっている風だったり…
(上から順番に書きました)
こういう言葉は省きたいところです。
そして、この二つでしたら、どっちを選びますか?
A「困ったときに支援する」
B「困りごとにつながらないように支援する」
私だったらBですね。
障害があるから、
困らないようにとか、
自立のためにとか、
障害を軽減するためにとか、
そういうために職業として支援をするので、
困ってから関わるのは基本ではないということですね。
もちろん、先に実際の現場では困ったことを発見して
支援することは多々あるでしょうし、
見立てることも多々あるとは思いますが、
職員側の支援目標であり、そのための計画ですので、
支援が入ることで困らない日常を
過ごしていただく表明なのです。
車いすの人だとわかりやすいですね。
その都度「車いすを持ってきてください」と言わなくても
自分のそばに置く状態にしておくでしょう?
毎度毎度、困った状態は作らないでしょう?
だから、事前に支援をしているのです。
でも、困ってから支援しがちなのが
知的障害・自閉症の人の職員なのですよ。
この人は、字が読めないとアセスメントしたら、
イラストなどで表現しますでしょ?
「困ったーわからない!」
と毎回言わせないってことです。
なので、支援計画に書くときは、
目標値ですので、
「困りごとにつながらないように支援する」考え方で
書いていき、
事前支援に心がけ、
困っている状態を一つでも二つでも
減らしていくことに着目して、
最終的には、困らない状態にし、
最終的に目標達成になることが良いのです。
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