パニック時の解説

by AKI 2022

マイの場合パニックは、人的要因(コミュニケーション)でなることがほとんど。

【困っている】が続くときに、解決策がわからない時

【困っている】ことを伝えようとしているときに、気づいてもらえない時


急な予定変更や情報量のオーバーなど混乱で強い負荷がかかった後に、それに対してコミュニケーションをとってもらえなかったりすると、二時的な強い混乱が発生する。
(助けられる人がそこにいるにも関わらず助からない状態)


・理解していないときに時間軸などずれた対応をされることでパニックが激しくなると、自傷や怪我をしたり、なんらかの強い衝撃で危険になる。

※必ず原因があることと、原因さえ取り除かれればすぐ収拾できることを理解する


1、予防支援の不足

ディスレクシアやメモリの関係で強い負担がかかるなど
1人でできない作業を無理してやるために、倒れてしまう
(予防のためのシンプルな支援が不足した状態で起こる)

2、パニックになったときの、対処が適切でない場合

負担がかかりパニックに陥ったときに、根本的な解決に向けた助けが得られないとき
(不適切な支援)が入ったときなどに大混乱に陥る

パニック時でも、適切な後処理の支援があると短い時間で元の生活に戻ることができる



自閉症だからパニックになるのではなく、誰でも簡単な声かけで助けられることばかり

適切なコミュニケーションが取れる相手や、適切な声かけができる人との間には、一度もパニックは起こらない。


<知り合って間もない場合など>
万が混乱を増やしてしまったり、パニックを助けられなかったり、むしろ引き起こしてしまった場合は、そのせいで苦しめたことをひとこと謝ってあげてください。
責任の所在ではなく、辛かった状況に”つらかったね、ごめんね”と声をかけるとよい

パニックになって謝ってきた場合も必ず、「いいよ」と相手の非を受け止める形ではなく、パニックを助けられなかったこちらに責任があるという認識を持つことが大事


※その上で、二度と起こらないために原因はなんだったか
どうしたらいいかを必ず話す


正気を失うほどパニックは苦しく、暴言を吐いたり物を壊したり、自傷他傷を起こす時、苦しさと困りごとを言語化できないことでSOSを出しています。

パニックは「やめて!怖い!苦しめないで!たすけて!」必死で目の前におこる混乱を止めてほしくてそうなっているので、一刻も早く止めてあげることが大事。

放置して、暴れたり言葉がエスカレートするのをそのままにすることは、パニックや苦しみをどんどん増やすことになります。


「もう大丈夫だから」ということを知らせて、強制的に止める勇気。

理解と、シンプルなコミュニケーションだけがその極度の苦痛をゼロにします。


内容がどうしてもわからない場合に、物理的に同じ空間にいる場合、
強いハグ、身体に強い圧迫をかける などがマイの特性には効きます。




症状

⇩暴れたり叫んだりする以外、第三者に見た目にわかりずらいもの

・痛い!(頭痛、体の痛み、実際に痛い)

・窒息(息ができなくなる、実際に苦しい)

・身体が硬直して、肩や首などが異常な状態に固まる


・うまく喋れない・場面寡黙(何を言ってるか本人も把握できていない)

・助けが呼べない・めちゃくちゃに言葉が増えて自分何を言っているのかわからない、人を傷つける言葉など
(これを言わせることが正しいのではなく、言ってはいけないことを自分で止められなくて地獄のような時間を過ごしている。一刻も早く止めてもらうのが本当のパニック対処で適切な支援)

→この状態で助けがなく放置されると、パニックが解除できずそのまま気絶してしまう


パニックが収まった後

パニックが終わったら終わり、ではない。ふー、苦しかった。では終わらない。


・激しいパニックの後は、頭痛や体の痛み、怪我や激しい体力の消耗で動けなくなり、

回復するのに2~3日かかる場合がある


・朝起きて、身体が本当に動かない、など、産後や交通事故、インフルエンザなどの病気で高熱が出たような状態になる。

病人怪我人と同じ状態で介助が必要。

食事を作ったり世話のできる同居人がいない(2022年7月現在)ので、

一人の場合それらもままならず、無理に動かないといけないため2次的な不安や混乱が発生して回復が遅れる。

タオ君が家のことを無理してやるため、小二のタオ君に強いストレスがかかる日々が続く。




🚒パニックの解除


早めに対処がもらえると、リカバリーが数時間で済み、すぐに元の生活に戻ることができる。
海で溺れているか雪山で遭難している、首を吊られているのを助けるイメージ!

魔法のことば「ごめんね」『苦しかったね、』『つらかったね』『気づいてあげれなくてごめんね』など
<パニック解除、鎖で繋がれていたのを解く、救助。>


❗️パニックの予防が大事、必須

本人は1人でも工夫したり最善と思われる選択をしていくが、何かの原因で崩れることがある。

パニックにならなくて済むよう、周囲の人間の先回りした助けが必要

周囲に人がいて、原因になる部分に適切な支援が入るとき、問題なく1人で生活や仕事ができる。


👏パニックになる前の混乱段階で、解除👏

シンプルなサポートが早めにもらえると、すぐに解除可能😃
負荷なくすぐに元の生活に戻ることができる。

理解している人以外との接触や予期せぬ出来事で混乱する際、早めにサポートをもらうことが大切 

1回きり会う人などは泣くだけで終わり、パニックになりづらい。今後も関わり続けなくてはいけない相手などで混乱が起こると、ずっと苦しみが続くと感じ恐怖を感じてフラッシュバックが起こり続ける



(別参照)パニックの原因になることと、防ぐ具体的な声かけについて

コミュニケーションの飛ばす問題や接続問題、

急な予定変更を通知されない
見通しが悪い時に気づいてもらえない、時空迷子など

※急な予定変更だけでもパニックになるが、
それをコミュニケーション上でスルーされることで気づいてもらえないとき
強いストレスとさらなるパニックになる

ディスレクシアで時々起こる










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