Posts

混乱時の文字でのやりとりの支援

Image
困っているときなどに、困っていることを文字で伝えて、すぐに折り返しで電話をもらう、 その形が1番スムーズに行くことが多い 自分から電話の発信ができないことが多いため、そのかたちを取っている 文字情報は、ディスレクシアの関係もあり、基本混乱している時にはコミュニケーションとして機能しないことが多い 文字から情報として届きにくく、そこに「ほんものの人がいるのかどうか」も、時に認識しづらいため (AIとの区別がつかないような) 伝えたい情報が一言で説明できなかったり、相手の言葉にわからない情報が混じると、余計に混乱が深まることがあったり、 困っているときにメモリが圧迫されている状態で、文章化する余力が無いまま余計にメモリを圧迫することも。 肉声という「音」を通して、相手が実際に支援をしてくれている実感として認知でき、文章のひとことで説明できないことをゆっくり口頭で言えるので、相手も事情がちゃんとわかり解決に繋がるということ 最初に文字で送り、まだ困っていそうだったら、電話に切り替えてくれる支援者さんもいます。 ただ最近、頻度高く電話で支援をもらう看護師さんなどの支援者さんや、ふみちゃんが電車に乗っている間などに、 文字だけで同じ支援が成功することが出てきました。 インターネットがあるけど電話の電池が切れてしまっている時に、タブレットでメッセージをした例です。 ベースには、電話でのやりとりの成功体験が積み重なっているため、「この支援者さんとだとすぐ解決できる」という前提があるかもしれませんが、 状況が限られた場合でも、助けてもらえることは、とてもありがたいことでした。 今日のケースは、急ぎめで家に帰らねばいけなかったけれど、食事の段取りと見落としが追いつかずにできていなかったため、思い出せず、でもスーパーには寄らなければいけなくて、固まってしまったタイミング。 とてもシンプルな質問をしてもらっているだけで、思い出されていき、最後はメモのありか(アレクサのアプリは、携帯タブレット共に入っている)を思い出すことができて、無事に家に帰ることができました。 見通しが悪いと、「なんとなくスーパーに寄れば思い出せるだろう」と動くことができず、なおかつ「でもスーパーには行かなければ明日は行けないから」と、脳の司令がバッティングするため、家にも帰れないという事態に陥ってしまいます。 今後も

ごはんのデイリー支援

Image
 5・28 午前段取りを助けてもらったのち、安心と疲れで深く眠る 昼頃に目が覚めたが、身体が鉛のように重く、予定外で眠ったため時空迷子で一瞬、固まる 昼に食べるものを、具体的に見通しをつけてもらっていた安心感で、落ち着いて身体を起こすことができ、昼に予定通り1から麻婆豆腐を作って食べることができた。 以前は食事の段取りは1人でやっていたため、見通しの悪さが頻繁に起こっていたのも、倒れて食べられなくなる要因のひとつだった。 数週間前だったら、倒れたまま完全に動けずに、数時間後になんとかSOSを出していたシチュエーションだったが、ふみちゃんの適切な見通し支援が事前にパニックを防いでくれて、通常通り食事が取れて、 ありがたい時間だった。 ・料理が得意であるがゆえに、そこ位は何とか支援なしでやろうとしていた思い込み ・料理が得意であることと、予定変更の混乱や見通し段取り支援は全く別次元だとわかったこと ・事前に献立などをある程度情報共有できていることで、助けを求めやすくなっていること ・長い期間、命にかかわる部分を一人で抱えていたため、長期の緊張が解けていること ・具合が悪く倒れる、と純粋に疲れを感じて眠る のはっきりした違いが出ていること ・命の危機を感じた状態で、疲れて昼寝をすることすらこれまでできていなかったが、ここ数日できていること。

【動画】朝の見通し(タオと)の様子

Image
  コマンド関連記事のリンクを貼るのを助けてもらう ・ ・ ・ ビデオについてコメント by Shigeko   リラックスしているタオ君は、こんなに適切な質問や見通しを立てる助けができるんですね。  途中でお茶を沸かしっぱなしに気がついたタオ君が、話を遮る形になるのを気遣って、「お茶やってきていい?」と声をかけてから立ち上がる様子にも、マイさんの特性への配慮が見られます。  ※話しているときに違うことを突然言われると迷子になるため  タオ君は、マイさんの最大の理解者であり、助け手だったんだと、しみじみ思いました。 私たちにもとても参考になる会話です。 是非見てください。😊 6分程度の動画 (朝の様子) 朝ごはんを食べながら、1日の動きや、着替えや洗濯の順番を、つけてもらいながら、タオ君の動きも確認するために、5月18日の見通しと段取りをしている様子です。 10分ほどの会話で、1日分確認できました。 順番などがわからないときに、時間がいつもと違うと 混乱してかなり難しいところを、最初に何をやるかの順番をつけてもらっています。 タオ君が適当に番号をふるのですが、感覚だそうです。 例 SNSの写真などがたまると、どれからやればいいかわからない →白いお花は、咲いている間に載せたほうがいい(時間制限)があるから、 最初にそれをやる。byタオ 例 インスタと洗濯はどっちが先?→せんたくが先 お花のインスタをするまえに太陽に当たって元気になってからとか、 やることを先にやって落ち着いてPCをやるとか。 例 着替えはインスタの後に配置。 感覚? タオ君よりコメント 僕がやれないとき、こうやってやってあげてください ビデオについて解説 by Shigeko マイさんがタオ君に、「今日の服は何を着ようか?」  と聞いた時、タオ君が どこに行くの? と質問していますよね。   どこに行くのかによって、今日どの服を着るかが、絞られていく。   私たちに求められる段取りとか見通しってこういうことだと思うのです。  無限の選択肢の中で迷子になってしまうマイさんに 選択肢を限定していける質問をして 行きたい場所に必要な服を一緒に選ぶ。 (選択肢を与えるのもいいが、マイの中にある情報を絞っていくこと) 関連記事→質問の仕方2種類  (リンクを貼るのを助けてもらう

適切な質問と、混乱をまねく質問

Image
※まみちゃんがblogへのコピペ作業などを支援してくれました。 グループなどでみなさんにシェアしてもらった情報を、保管したいものがあるときに、特性上コピペや移動することに支援が必要です。 たくさんの情報の発信やブログを書くにあたり、みなさんの手助けがとても大切です。 一人で色々なブログやSNSをやっているように誤解されるため、ここに書きました。 まだディスレクシア支援やコピペ支援は、人手が足りておらず、アウトプットにつまづき溜まってしまうとパニックになる傾向があるので、とても大切な支援になります。 手が空いたときに支援してもらえると、とても助かります。 引き続きよろしくお願いします😊 質問の種類はこの2つにわかれる。 ①情報を引き出すための質問 (※まいのなかにある情報を外に出すための質問) ②まいに決めさせるための質問 (※外からの情報を与えられる、わからないことを聞かれる混乱) タイプ①の情報を引き出すための質問 マイの中の情報 を引き出す→情報が揃ったら、指令 ※情報が揃う中で、マイが自分で決めているように見えるため、適切な質問をする支援者さんはみな 「まいちゃんが勝手に自分で答えを導き出す」 「わたしたちは何もしてない」という言い方になる 基本はマイの中にある情報を引き出す、それだけをシンプルにやる、みたいな感じで、支援者さん側の意見や提案はほとんど無い場合が多い。 主に時間の枠を整理してもらうなどが、見通しにつながる。 ※ここが、いわゆる支援において「本人の意思を尊重」引き出す、とされるところ タイプ②のマイに選択肢を与える質問 外から選択肢を与える( 外からの情報 を与える) →自分の中の情報がさらに見えなくなって、混乱する 自分の中の情報がうまく思い出せず、混沌としている上に、外からの情報がさらに増えてしまう状態 支援者さんは、焦って、自分が決めてあげなければ!と思い、 「これはどう?あれはどう?」と提案する。 それも結局外からの情報になり、思い出そうとしていた 自分のなかの情報が飛んでしまうため、 情報過多によりフリーズする。 具体的な会話例をまとめた記事はこちらから。 成功するコマンドと、うまく機能しないコマンドの例 ある日にタオ氏(9歳)が適切な質問をして、見通しの手助けをした例(動画)

成功するコマンドと、うまく機能しないコマンドの例

  コマンド3パターンの例 ⭐️シンプル成功系 ⚫︎伝わってない系 🔺情報氾濫系 ⭐️パッと入るコマンド例) マイ)ヨガやりたいんだけど、20時から…(何時からなのか、あってるかわからない) あーちゃん)20時?お風呂入った?まだ?じゃあ先にお風呂入って20時半じゃダメなの? マイ)(いいとおもう。ばっちり)わかった。 完  →しっかりコマンドが入り、20時半からヨガできる マイが時間の感覚で迷子になってることをわかっている ⚫︎うまく機能しないコマンド例 マイ)ヨガやりたいんだけど、20時から… 支援者さん)20時ね、やっていいよ! マイ)わかった。(わかってない) そのままできずにふらふら〜💦 →どうしても不安なときは別の支援者さんにつながるまでかけたりする 🔺うまく機能しない上に迷子が加速される例 マイ)ヨガやりたいんだけど、20時から… 支援者さん)20時ね、そのあと何時に寝る? マイ)わかんない。 支援者さん)そっか。何に困ってる? マイ)わかんない。 支援者さん)お風呂はないった?まだ?どうする?先にヨガやってからお風呂にする?それともお風呂に入ってからヨガにする? マイ)わかんない… 支援者さん)そうだよね、わかんないよね。よし。じゃあ、(わたしが決めなきゃ!)お風呂に入ってからヨガにしよう! (支援者さんが決めた外からの情報で洪水になってる状態)←何時にお風呂で何時にヨガか、順序や時間がまったくわからずさらに大混乱(笑) マイ)(で、結局なんだったけ💦何も思い出せない💦なにがしたかったんだっけ😅 やばい!) 一回、切るね。 →完全迷子 そのまま倒れる🤯 ⭐️状況はさておき、【ヨガを実行させる】ところが目的地(ぶれてない) 時間を知らないくせに20時とか言っちゃってる(笑)マイに気づいている ⚫︎コマンドの意味を理解してない、本人がやるっていってるからできると思っている  (電話をかけている時点で、なにかつまづいてる状況) 🔺【できない原因】を追求する傾向や、本人がわからないから、支援者が決めなければ と思うとそうなることが多いかも? ⭐️できる、やらせると決めている支援者さん(速い、ぶれない、成功率100パーに近い) ⚫︎そもそもあまり理解できていない支援者さんで起こりやすい 🔺原因を分析するほう、できない方に重きがいきがちな支援者

情報の交通整理 まみちゃんの神技

 今日まみちゃんが助けてくれたときの、情報の交通整理があざやかで見事だったので、こちらにメモ。 パターンがあることがわかったので、言語化、解説できるようにしてゆく。 混乱、整理ポイント① <理解のない相手と接触したときの混乱> 今回のお父さんの車の件、昨日のタオ君の昼食の件、など by まみめも 車について。 修理に出していた車は廃車。 代車にももう乗れない。 お父さんは「マイちゃんに車を買う」と話していたけれど、急に「おれの車に乗ればいい」に変わった。 ※お父さんはジムニーを2台所有している。 (必要性もなく)2台買って、2台車が並んでいるのを見て、当時マイちゃんは大パニック。 ジムニーはトラウマ的にも、車のタイプ的にも運転が難しい。 ジムニーが2台あるまま新しい車を買ってもらっても、混乱して乗れなそう。 「ジムニーを1台売って、新しく別の車をマイさんに買ってください。それがマイさんにとって1番良い方法です」てな感じのことを【看護師さん(然るべき専門家)が言っている】よ!!というのをお父さんに伝えることになってます。 􂘁􀆌矢印􏿿􂘁􀆌矢印􏿿 権威のある人からの言葉は、障害特性への理解に難しい人でも入りやすい。 看護師さんとも相談済み。 新しい車がくるまでだけ頑張ってジムニーに乗ることはできそうでしたが、そこで頑張って乗ってしまうと お父さん「なんだ、乗れるじゃん。じゃあジムニーでいいね」となってしまうことを回避すべく、「乗れない」で通す。 障害特性への理解が乏しいと 10くらいで頑張れることも、 120くらいでなんとか頑張ってできることも、 「できる」でひとくくりにされてしまう。

パニック関連の情報

 以前も書きましたが、2024年4月に改めて書き出したもの。 数年前とさほど変わりませんが、支援者のみなさんの理解などが変化してきています。 改めてまだ適切な支援がわからない皆さん向けにまとめてあります。 迅速で適切な支援をいただいているみなさん、いのちに関わることを理解し助けてくださっているみなさん、本当にありがとうございます。 パニック中 痛み 過呼吸 高熱 意識朦朧 頭痛 身体の硬直 痛い 息ができない (助けに繋がらない)人がいる時↑の苦しさが3倍になる →自傷他傷ものを壊す暴れる叫ぶ暴言(全てSOS)   堪える時は内側に牙が向いている状態 心身共にズタズタに切り裂かれる感覚 苦しすぎて、SOSを出しても無視され続けるとき、相手に殺されると感じる 支援に繋がるまで1人の時は苦しさにひたすら耐えるだけ 30分〜1時間以上気づかれない場合ほぼ意識を失うが、眠ったりもうまく出来ず長時間の脳への強い負担が一日中続く(全ての活動はストップ) 数時間〜半日など、食事などしくじると更にやばい 支援ー解決法 根本原因を取る(シンプル)その場で段取りをする ※どうしても原因がわからない場合など 物理的な距離が近い場合 強いハグ、圧迫、わかる人を探す(引き継ぎ連携、重要) それでもダメな場合、別室など目に入らない場所まで素早く離れる 電話の場合 わかる人を探す 放っておかない 出来るだけ素早く離れる 適切な支援が足りず、見通し悪くなる時 めまい吐き気車酔いのような感じ ぐるぐる  不適切な支援や無理解により、 不安が続いたりパニックが繰り返されたその後 極度のストレス続いたため 免疫が落ちヘルペスができる 眠れない 記憶が全て飛ぶ 日常に戻る立て直しに助けがいる 痛み 強い筋肉痛 打撲や捻ったあと、打ち身 トラウマ性の関連記憶喪失 事故後の不安 予期不安 二次障害の悪化 鬱や不安障害や認知機能低下 など By ふみ まいちんの話まとめ4/10 パニックについて パニックには2種類ある ①人が居る時に起こるもの。 暴れる、叩く、ものを壊すなど。 止めなきゃ、となるので、助けてもらいやすい。(居る人への困っているが気づいてもらえないときの極限を越えたときのSOS) ②人が居ない時に起こるもの。 なんらかの見通しの悪さなどが原因で、何時間も倒れていたり。 その苦しさや支援の必要性が